リードジェネレーションとは?手法8つの比較と、始める前に決めること
リードジェネレーションは、まだ接点のない相手から、連絡を取れる情報を得るまでの活動です。資料請求、問い合わせ、ウェビナーの申込み、展示会での名刺交換などが該当します。
件数を増やすこと自体は難しくありません。入力項目を減らし、資料の中身を広くすれば申込みは増えます。難しいのは、商談につながる相手を増やすことです。ここを分けて考えないと、件数は伸びているのに受注が変わらない状態になります。
この記事では、ナーチャリングとの違い、8つの手法の比較、始める前に決めること、件数だけを追う落とし穴、費用の考え方を順に説明します。
目次
リードジェネレーションとは
BtoBの集客は、大きく3つに分かれます。
| 活動 | 範囲 | ゴール |
|---|---|---|
| リードジェネレーション | 接点がない状態 → 連絡先を得る | 連絡できる状態になる |
| リードナーチャリング | 連絡先がある → 検討が進む | 商談できる状態になる |
| リードクオリフィケーション | 検討が進んだ → 営業に渡す | 商談の条件を満たす |
集めた後に育てる仕組みがないと、連絡先は増えても商談は増えません。育てる側の進め方はリードナーチャリングとはにまとめています。全体の位置づけはBtoBマーケティングとはで解説しています。
手法8つの比較
| 手法 | 向いている状況 | 立ち上がり | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 検索(記事) | 課題が言葉になっている | 遅い | 成果まで時間がかかる |
| 広告 | 早く反応を確かめたい | 速い | 止めると流入も止まる |
| 資料ダウンロード | 比較検討の材料を求めている | 中 | 中身が広すぎると質が落ちる |
| ウェビナー | 説明に時間が必要な商材 | 中 | 集客の手段が別にいる |
| 展示会 | 短期間に多くの接点がほしい | 速い | 後追いの仕組みが必須 |
| テレアポ | 相手が課題に気づいていない | 速い | 件数と断られる前提の設計がいる |
| フォーム営業 | 相手の窓口が公開されている | 速い | 文面の精度で結果が大きく変わる |
| 紹介 | 信頼が決め手になる | 遅い | 自社で件数を増やしにくい |
立ち上がりが速い手法で反応を確かめ、効いた話題を記事や資料に積み上げるのが現実的です。それぞれの進め方はテレアポのコツ、フォーム営業とは、ウェビナーの集客方法で詳しく扱っています。
始める前に決める3つのこと
1. 誰を集めるか
業種・規模・地域・役職を具体的に決めます。「中小企業の経営者」では広すぎます。自社の商材が確実に役に立つ条件まで絞ると、後の商談化率が変わります。
条件の決め方は営業リストの作り方にまとめています。
2. 集めた後、誰が何をするか
申込みがあってから最初の連絡までの時間を決めます。ここが決まっていないと、せっかくの連絡先が放置されます。
- 誰が連絡するか
- いつまでに連絡するか
- 何を伝えるか
3. どの状態になったら営業に渡すか
商談にする条件を先に決めます。条件がないと、すべてを営業に渡すか、何も渡さないかのどちらかになります。
件数だけを追うと起きること
リードの件数は、やり方次第で簡単に増やせます。その分、質が落ちやすい指標でもあります。
| 件数を増やす操作 | 起きやすいこと |
|---|---|
| 入力項目を減らす | 会社名や役職が分からず、絞り込めない |
| 資料の内容を広くする | 検討していない人が集まる |
| 対象の条件を広げる | 商談にならない相手が増える |
| 無料の特典を付ける | 特典だけが目的の人が集まる |
防ぐには、件数と一緒に商談化率を見ます。件数が倍になっても商談化率が半分になれば、商談の数は変わっていません。
| 見る数字 | 意味 |
|---|---|
| リード件数 | 連絡先を得た数 |
| 商談化率 | そのうち商談になった割合 |
| 商談数 | 件数 × 商談化率 |
増やすべきは商談数です。数字の置き方は営業のKPIの決め方で解説しています。
1件あたりの費用の考え方
手法ごとの費用を比べるときは、リード1件あたりではなく、商談1件あたりで比べます。
例えば、1件あたりの獲得費用が安くても商談化率が低ければ、商談1件にかかる費用は高くなります。計算は次の通りです。
商談1件あたりの費用 = 使った費用 ÷(リード件数 × 商談化率)
さらに受注率まで分かれば、受注1件あたりの費用も出せます。そこまで出すと、手法ごとの比較ができるようになります。
よくある質問
最初はどの手法から始めるべきですか?
反応を早く確かめられる手法からです。広告か、テレアポ・フォーム営業などの外部からの営業が該当します。反応のあった話題が見えてから、記事や資料に積み上げると外しにくくなります。
資料ダウンロードの入力項目は何個が適切ですか?
少ないほど件数は増え、多いほど質が上がります。後で絞り込むために必要な項目だけを残すのが基準です。会社名・氏名・メール・電話・役職あたりが実務上の目安になります。
集めたリードに連絡しても反応がありません
申込みから連絡までの時間を確認します。間が空くほど反応は下がります。また、資料の内容と連絡の内容がつながっていないと、相手には別の話に見えます。
展示会で集めた名刺が活用できていません
会期後に誰がいつ連絡するかを、会期前に決めておくと変わります。名刺が溜まってから考え始めると、連絡しないまま時間が経ちます。
まとめ
- リードジェネレーションは、連絡先を得るまでの活動
- 集めた後に育てる仕組みがなければ、件数が増えても商談は増えない
- 始める前に、誰を集めるか・誰がいつ連絡するか・どの条件で営業に渡すかを決める
- 件数は操作で増やせる。必ず商談化率と一緒に見る
- 手法の比較は、リード1件あたりではなく商談1件あたりの費用で行う
当社の営業支援サービスでは、テレアポ・フォーム営業・SNS DM・手紙・FAXの5つの手段を月額固定で運用し、反応のあった業種や断られた理由も記録として社内に残ります。どの手法から試すかのご相談はお問い合わせからどうぞ。